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小話・結婚の話


 友達が結婚したという知らせを二つ続けて受け取りました。
 一人目は予備校のときの友達。予備校の同窓会の幹事をよくしてくれる人で、「そろそろ次の同窓会を企画して〜」という期待を込めて寒中見舞いを出してたんですが、そのお返事で昨年12月に結婚したとのこと。どうりで同窓会の話が持ち上がらないわけだ。残念…じゃなかった、おめでとう!

 二人目は小中学校のときの友達
 こちらは別の友達づてに知らせてもらいました。そのあとで聞いてみたら、いまは入籍だけしたところで、挙式は6月にバリでするんだって。国外で挙式する人がいるって話は聞いてたけど、友達でそうする人がいると新鮮な驚きです。

 なんにしても二人とも、おめでとうございます。お幸せに!!


 …と、これだけで小話を終えてもいいのですが、せっかくなのでちょっと蛇足
 友人がこう次々と(というほどでもないけど)結婚していきますと、やっぱり「俺もそういう年齢になったんだなぁ」と考えてしまいます。このあたり、すでに働いている人と学費払って学生を続けている人とでは(経済的にも)感覚が違うところなのでしょうが、少し結婚を身近に感じるようになりました。
 そんなところに1通のメール。

  「貴方は結婚しないかもズバリ分析します!」

要するに、“結婚相手見付けます!”系の会社なんだと思います。曰く、

  あなたの結婚観を診断します。
  ⇒⇒⇒たった10秒の深層心理テストで、あなたに合うタイプの人を診断します。

たった10秒というのに惹かれました。ここはひとつやってみましょう。・・・やってみました。

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さて、山本明 さんはいったいどんなタイプなのか?
結果はコレ!

 「いつかは運命の出会いが・・・タイプ」

まずは、○○○○で将来の理想像探しからスタート

そのうちいつかは結婚するだろうけれど、今のところ特にしたいとは思っていない、というあなた。(・・・中略・・・)
そんなあなたこそ○○○○がぴったり! その理由は……


まずは、○○○○で将来の理想像探しからスタート

運命の人は近くにいる─広い世界の中でそれはおそらく奇跡に近いこと。待っているのではなく、積極的に探す努力が必要なはず。○○○○がそのお手伝いをいたします。

 (・・・中略・・・)

○○○○ならではの信頼
○○○○は、一部上場企業×××株式会社が出資して生まれた、結婚情報サービス会社。業界トップクラスのバックボーンの確かさです。

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 内容は自社の宣伝ばかりで、読む場所はほとんどありませんでした…ま、そんなものなんでしょうか。

 ちなみに10秒ってのは単に質問が10個あるだけという意味でした。10個の質問のうちいくつか紹介すると、

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●1. 友人や会社の同僚の結婚式に出席。新郎新婦の幸せそうな姿を見て「俺もそろそろ決めたいなあ」と思った。

そう思う どちらかというとそう思う
どちらかというとそう思わない そう思わない


●2. 残業で深夜の帰宅。迎えてくれる人のいない真っ暗な部屋に帰るのが、ちょっと侘びしくなってきた。

そう思う どちらかというとそう思う
どちらかというとそう思わない そう思わない


●5. ことあるごとに、親や親戚がかわるがわる「誰かいい人いないの」とプレッシャーをかけてくる。近いうちに必ず奥さんになる女性を紹介してみせるぞ、と思っている。

そう思う どちらかというとそう思う
どちらかというとそう思わない そう思わない

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「そう思わない」「そう思わない」「そう思わない」・・・私の結婚はかなり先の話になりそうだと改めて実感しました。結婚を身近に感じたという記述訂正いたします



(2002.2.7)


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