日記

2004年7月

 あとどれくらい生きられるのかわからないけど、
 ずっと生きることはできないわけで、
 さらに生きてる時間ずっと意識的に思考を巡らせてるなんて無理な話。
 そうすると、その限られた人生の時間の中で思考に費やせる時間って、すごく僅かなのかもしれない。

 それならば、自分の能力に疑問を持って、
 いま取り組んでる問題には全く実力が及ばないんじゃないかと考えたりするのって、
 その限られた思考時間を無駄にしているのかもしれない。
 自分と向き合う時間は大切だけど、
 全く生産性が見えない堂々巡りの思考に費やす時間があるなら、
 もっと別のことに頭を巡らせてた方が、
 状況はいい方向に変化するんじゃないだろうか。
 なにもしない時間は必要だけど、
 無為にダラダラ時間を過ごしても、
 状況が変化するわけはない。

 目一杯、自分と向き合いながら、精一杯、あがいて生きていこう。

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先月の日記を読む(先頭から)

2004年 7月1日(木) 1年前のこの日

 冒頭に書いたことを、銭湯の湯船に浸かりながら思いました。要するに、弱気になりはじめてたなぁってこと。

 北里での仕事中、疲労は極限に達したようで、ちょっと熱が出てきた感覚+眩暈。
 風邪というより疲労だろうから、ゆっくり休もうと思います。…レポートの採点もしなくちゃなんないけど・・・
 帰りの電車では眠気に負けそうだったので、眠るよりはと思ってゲームボーイアドバンス「ヒカルの碁2」を遊びました。このゲームでは対局だけでなく、詰め碁の問題を解いたり…といったことを、物語中で楽しめます。・・・・・詰め碁が解けなくて、全然、楽しめませんでした。悔しぃ〜〜〜!

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2004年7月2日(金) 1年前のこの日

 昨晩は早めに就寝した…といいつつ、大学のソファーで横になったまま爆睡しただけ。
 あまりにぐっすり眠りすぎて、今日も北里大学でお仕事だってことも忘れていました。普段なら、そろそろ出発するという時間に目が覚め、思いだし、慌てて準備して出かけました。…危うく寝過ごすとこだった。

 よく眠ったおかげで、帰宅時も昨日とうってかわって元気。
 だけど2回分のレポート採点をまとめてしないといけないので、精神的には昨日並みに疲労感。

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<お知らせ>
 日曜日に母校・市立千葉高校の同窓会総会があり、それに出席するため実家に戻ります。ついでに参院選の不在者投票もやってこようと思うので、土曜日の昼から不在にします。
 そのため土曜、日曜の日記は途絶えるかもしれません。

2004年7月3日(土) 1年前のこの日

 参院選の不在投票は明日に延期。レポート採点に終われてて、昼から千葉に戻るなんて無理。

 早朝、ひとまず医学部生が受講している方のレポートを採点しおえる。
 レポートでは○○に注意…と言った内容が抜けていたり、ノートチェックの時に指摘した計算ミスが直っていないままのレポートがあまりに多すぎ。・・・自分の指導力不足に目が回るほどショックを受けました。

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2004年7月4日(日) 1年前のこの日

 レインボーブリッジ、風強し。――原付で通るのは怖かった。
 久々に原付で千葉ー東京を往復しました。電車の時間に縛られない移動ができるのは良かったです。実家に到着したのが夜中の2時ごろで、実家を出たのが午前9時半前。(そう考えると、やたら短い滞在時間だったなぁ…)

 午前10時スタートの千葉市立千葉高等学校の同窓会総会に出席。
 現校舎(来年度から建て直し。平成20年度末までに新校舎が完成予定)見学会などもあり、終了は午後2時。
 その後、参院選不在者投票に行って、そのまま隣の千葉市美術館で「ピカソ、マティスと20世紀の画家たち」を観覧。いろいろ見て回って楽しかったけど、絵画の良さはまだよくわからないなぁ…ひとまず、好きな絵と嫌いな絵という区別しかできない。
 午後5時ごろ、会場を去って「千葉メガネ・千葉銀座店」へ。
 ちょっと前、眼鏡のレンズ止めのネジが片方だけ落ちてしまい、修理は眼鏡を作った店に頼むのがいいかなぁ…と思って、ずっとそのままにしていたんです。で、いい機会なのでお店に直接、持っていきました。
 修理に時間がかかるなら、美術館に行く前に頼めばよかったなぁ…と思ったんですが、眼鏡を見せると店員さんは「これならすぐに直りますよ」といって、すぐさま修理に取りかかってくれました。そしてネジが緩むのを防止する液体を差してくれたり、眼鏡を洗ったりしてくれた挙げ句に「料金は結構ですので」と。
 修理の途中、「この液体はなんなんですか?」というつまらない質問にも答えてくれたり、手の空いた店員さんが世間話に付き合ってくれたりと、とても気分よく修理をお願いできました。サービスがいいなぁ。
 今度、眼鏡を作る機会があったら、可能な限りまた「千葉メガネ」を利用しようと思いました。滅多に作るもんじゃないけど。
 10分くらいして店を出発。7時50分ごろ下宿に到着。「新選組!」を見てから眠る。

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2004年7月5日(月) 1年前のこの日

 レポート採点、大詰め。一通り目を通し終わっているとはいえ、それをABCで評価しなければならない。結局、さらに5時間ほど時間を掛ける。…掛けすぎた。計算が進んでないってのに。

 郵政公社のサービス「エクスパック500」の限界に挑戦とばかりに、18人×2クラスのレポートをエクスパックの箱に押し込んでみた。
 エクスパック500というのは、専用の箱に入る限りは(30kgまで)500円で送れるというサービス。郵便ポストに投函できる上に、配達状況の追跡サービスも受けられるというお得なサービスです。
 問題は箱に入るかどうかだけど…あ、入った。
 これぞエクスパックの真骨頂! あとはポストに投函するだけ…と思ったら、ポストに入らないよ・・・

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2004年7月6日(火) 1年前のこの日

 結局、エクスパックを窓口に持っていっても先方に到着するのは早くて明日。それでは遅すぎると思ったので、レポート採点結果を持って、北里大学まで行ってきました。
 夕方に到着。レポート提出後は質問に来ていた学生と話をしたり、今日も仕事だった先生方と雑談したり夕食をご一緒したりしてから、東工大に戻ってきました。
 帰りのバスを降りるとき、金曜日に受け持ったクラスの学生とばったり出会いました。・・・変な格好をして行かなくて良かった。

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2004年7月7日(水) 1年前のこの日

 コーヒーを淹れるための専用ポットを購入。
 それが午後0時〜4時の時間指定で届くことになっていたので、正午には起きて、下宿にて待機。
 ・・・・・。
 ・・・・・。
 待てども待てども、届かない。下宿の前に車が止まるたびに窓から外を覗くほど楽しみにしているというのに!
 やや苛立ちながら待っていると、ついに――4時を過ぎても届かない

 到着は4時10分。
 ・・・・・。
 4時に届かないなら、そのように連絡してくれれば構わない。10分くらいなら快く待つし、あらかじめ時間がわかってたら、ちょっと買い物に出ることだってできた。連絡なしで約束の時間に遅れるのは、言語道断。あと5分も遅くなってたら、サービスセンターに電話してたとこだよ、日通(ペリカン便)さん!(腹が立ったので会社名も記述しました)

 と、気を取り直して、大学に登校。
 そしてコーヒーポットを使ってみる。――んー、最高! 期待通りの淹れ心地。
 一緒に買ったコーヒー豆の味も、期待通り。いや期待以上?? さすがボンパパ。ここのコーヒーがいまのところ一番私の好みに合致しています。

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2004年7月8日(木) 1年前のこの日

 北里でのお仕事の日。
 昨晩は遅れまくっている講義録作成を密かに進めてました。堂々と進められないのは、やるべき計算を進めていないから。講義録の手入れは、以前よりずっと手抜きになってるし、かなり進んだと思うんだけど、まだ先は長い。…なににつけても私の行動は遅すぎるなぁ…。
 明け方まで講義録と格闘してたので、睡眠時間が短くなって、出発時間が遅くなる。ぎりぎりでいつも乗ってる電車に乗り込んだ。
 夜にはまた講義録と格闘。

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2004年7月9日(金) 1年前のこの日

 北里でのお仕事の日。2日連続で睡眠不足気味。
 夜は急遽、前期の打ち上げとなってSさん宅で飲み会。帰れない時間になったので、そのままSさんに泊めてもらう。翌日も北里で仕事だってのに。

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2004年7月10日(土) 1年前のこの日

 北里大学でのお仕事の日。今日は前期中に実験を休んだ学生のための補充実験がありました。明け方までSさん宅で飲み会。寝て、起きてシャワーを借りて、出勤。
 ヤング率のテーマを私は担当することになっていましたが、そのテーマの日に休んだ学生がいなかったため、私だけ手が空くことになり、実験器具の整備をやることになりました。…実験をする学生がいたとしても器具の整備はしなくてはならないので、はっきり言って、ラッキーな状況。実験指導もしている他の先生方には申し訳ないなぁと思いつつ。
 また、金曜日の初回に受け持った学生の一人が器具の整備を手伝ってくれると言って、わざわざ来てくれました。(Aさん、どうもありがとう!)
 前日、手伝いに来ると聞いたとき、「本当に来たら、ジュースくらい奢ってあげるよ」と言ったので、ジュースだけ奢りました。・・・ごめん、今日の分として私が受け取るバイト代を考えると、ジュースでは安すぎ。いずれ何か埋め合わせをしなければ。

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2004年7月11日(日) 1年前のこの日

 祖母の家に遊びに行き、帰りに祖母に教わったコーヒー豆屋さんに行ってみました。
 そのお店は、生豆を置いていて、注文を受けるごとに注文に合わせてその場で焙煎するという気合いの入ったお店。店内で試しにホットコーヒーを飲んでみたところ・・・すごい! 私好みのコーヒー。ボンパパ以外のお店で、ここまで味に満足できたのは初めてです。ボンパパで買った豆がなくなったら、このお店で買うことを決めました。ホットコーヒー1杯200円という値段といい、ここの近くに住んでたら毎日でも通いそう。

 焙煎してすぐの豆だからいいのか、それとも焙煎の深さが好みにあったのか…どっちなんだろう?? なににせよ、お店の人といろいろ話したところ、自分で焙煎するのは随分難しそうだとわかりました。コーヒーの焙煎では、煙がたくさん出るらしく、さらにコーヒー豆の皮が飛び散って、大変なことになるらしいです。
 好みの味のコーヒー豆が手にはいるならば、わざわざ自分で焙煎しようという気にもならないし、しばらくは“自分で焙煎”案は凍結。

 その後、新宿に立ち寄り「新宿宮崎館」という宮崎の名産品を扱っているお店を覗いてみる。…先日、宮崎の天祥さんに譲ってもらった「かめ雫」をここでも扱っててショックを受けた。今日は品切れで、不定期入荷。人気商品だから、入荷してすぐに売り切れるそうだけど。ここで買えるものなら、また買って飲みたいなぁ…

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2004年7月12日(月) 1年前のこの日

 講義録の手入れ、がんばりました。激しく手を抜いた部分もありますが、ひとまず一通り形式の統一を図りました。もう一度ビデオを見返さなきゃいけない部分が残っているので、あと2日くらいかかるかなぁ…そこを1日くらいに短縮したいんだけど・・・
 明け方…というより、完全に夜が明けてから帰宅。

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2004年7月13日(火) 1年前のこの日

 研究室の引っ越しが今週末に行われます。
 学内、同じ建物内の移動なんだけど、研究室内が慌ただしくなってきました。私も荷物の段ボール詰めなど始めることにしました。
 結局、勉強も講義録もできませんでした。

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2004年7月14日(水) 1年前のこの日

 今日は土用の丑の日――うなぎの日です!
 登校中、なんか身体がだるいなぁって思ったんですよ。それで思い出しましたね。やっぱり数百年間の伝統行事、うなぎを食べなきゃ夏は乗り切れないってことですよ。

 夕飯時に、友人を誘って、うなぎを食べに出かけました。
 たまには奮発しようじゃないですか。こんなことは年に一度なんですから。
 たださすがに土用の丑の日ともなると、うなぎは売り切れてるかもなぁ…なんて心配してたんです。が、お店に着いたら問題なくうなぎはあるようでした。
 店内を見回しても、あまり食べている人もいない状況。
 んー、土用の丑の日だってのに、みんな冷めてるよね。水曜日という中途半端な曜日だから、みんな忘れてるんでしょうかね。私はちゃんと記憶してますよ。――今年の土用丑は、7月21日水曜日なんです。
 ・・・・・。
 ・・・・あれ?

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<お知らせ>
 15、16日に学内で引越し作業が行われます。
 それに伴って、更新に支障がでるかもしれません。
 更新が途絶えたら、しばらくお待ちください。1週間もあれば、回復してると思います。

2004年7月15日(木) 1年前のこの日

 研究室のお引っ越し。同じ建物内の東側から西側への移動です。
 私の部屋の移動は、古い部屋にしても新しい部屋にしても、二日目(16日)という予定表をもらっていたので、午後からゆっくり登校しました。・・・ごめん、自分の引っ越し以外でも、みんな働いていたのね…

 引っ越し作業のため、ネットに接続できず。

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2004年7月16日(金) 1年前のこの日

 前日の反省も込めて、朝から引っ越し作業。
 旧部屋からの荷物運びだしが9時スタート。業者さん到着の時点で、旧部屋には私以外いなくて、焦りました。隣の部屋の鍵を持ってる人が誰もいなかったりして。
 長い一日になりました。
 ・・・結局、朝は3時間くらいの睡眠だったので、夜ひたすら眠くなり、下宿に戻る気力も湧かず、これが最後の機会だと旧部屋に置き去られたソファーで仮眠をとることにしました。
 パソコンの電源も落ち、冷蔵庫も移動された旧部屋はとても静かで、快眠6時間。・・・これは仮眠じゃない。

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2004年7月17日(土) 1年前のこの日

 冷房の設定温度って、人によって心地いい温度が違いますよね。私は基本的には団扇でOK。冷房ならば低く設定しても26度でないと、寒くて仕方ありません。東京電力の宣伝によると、“最も消費電力が少ない設定温度は27度”らしいので、27度の設定を基本に考えています。
 だけど、この感覚って他の人にはなかなか当てはまらないようで、毎年、同部屋の人の設定温度で困らなかった年はありません。25度だと妥協できないことはないけど、長時間いると寒くなります。22度とか設定されると、夏場なのに凍えます。無茶です、いくらなんでも。
 自分が払う電気代じゃないからどんどん冷房かけよう、学費払ってるんだから…という発想もあるかもしれないけど、“最も消費電力が少ない”ということは、最もエネルギー効率が良いということ。地球全体の大気の循環に与える影響が最も少ないんじゃないかと私は期待しています。冷房を使うならせめて設定温度は高めにしてほしいなぁ…と、そんなことを考えています。

 で、なんでそんな話を始めたかというと、「クーラー不要の空調服」というものの紹介記事を見つけました。購入はこちらの楽天で。開発会社の原理説明ページはこちら。
 東南アジアの工場を見学した社長さんが、“暑い中で仕事しているこの国々が日本と同じように冷房を使うようになったら、エネルギー問題はさらに大変になる。もっと低エネルギーの冷却システムを開発しなければ!”と思って、開発したとのこと。
 人間の汗を効率よく気化させて、身体を冷やすとのこと。洋服に電池で動くファンが付いています。各個人の脳が判断して発汗するわけだから、快適な温度の個人差にも完全対応! カタログ値を見る限り、ちょっと歩くくらいの運動で暑くなることはないみたい。ちなみに汗の匂いもしないんだって。汗の匂いは、汗が衣服について雑菌が繁殖するからであって、それより先に汗を気化させてしまうからのようです。
 ファンは取り外し可能で、服の洗濯も可能らしい。ワイシャツ型で9900円
 今年はまだ試作品の感が否めない。来年、もっとバリエーションをつけて本格的に売り出すみたい・・・なんですが。
 こういう企業を応援しないわけにはいきませんよね!! 地球規模の気候循環、エネルギー問題に目を向けている企業姿勢が素晴らしい! ・・・本当に効果があるのか、うるさくないのか、湿度の影響・湿度への影響はどうなのかとか、数分間悩みましたが、購入手続きをしてしまいました。再来週までには届くかな。届いたら、改めて着心地などをお知らせします。
 研究室の冷房設定温度で寒すぎると感じている私には、より冷やす装置は必要ないんですけどね…。他の人も買わないかなぁ・・・

 大学も独立行政法人になって、経費に関して気にしだしたようです。
 電力会社と契約している電力量をオーバーして、夏場は一ヵ月あたり220万円もの超過金を払っているそうで、それに目くじらを立て、“各研究室を回って冷房を切るよう指導しよう”なんて案も出たとか出ないとか。現実問題、そんな作業は無理なので、館内放送で節電を呼びかけているだけだけど。
 どうせなら、こういう省電力の冷却装置を大々的に購入して、みんなに配って、みんなで着てたら、冷房費も安く済むと思うんだけどなぁ。電力警報を流すよりも、ずっと効果的だと思うよ、学長さん!
 東京工業大学だけに、自分の大学で企画・開発してもいいじゃん。(といいつつ、私は素粒子物理学に没頭します)

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2004年7月18日(日) 1年前のこの日

 新しい部屋は――臭い。

 もともと化学系の研究室が実験室として使っていた部屋だけあって、薬品の匂いが染みついてるみたいです。考えてみると、以前はこの部屋の前を通るときには息を止めてたくらい臭かったんですよね。それよりマシになってるのかなぁ…とも思うんだけど、あまりの臭いで気分が悪くなります。
 長い時間かけて改装してたのに、もっと臭いを取ることはできなかったんでしょうか…。薬品が撤去されたんだからマシになってるのも当たり前。壁の色を塗り替えて、床に薄いシートを被せただけに見えます。脱臭処理をしてないんじゃないかなぁ…

 新しい部屋では、コーヒーがおいしくないってのが最大の不満点です。コーヒーの香りが台無し。
 部屋に流しがなくなったおかげで、コーヒーを淹れるためにリフレッシュルームまで毎回2往復しないといけなくなったし、外出して戻ってきて、うがいをしようと思ったときも、部屋を移動しなくちゃいけません。なんか不便になったという印象ばかり気になります。
 まあ、新しい部屋はきれいではあるんですけど…見た目は。

 …だけどやっぱり臭い。吐き気がする。有毒ガスが出てるわけないし、気にしすぎなのかなぁ…

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2004年7月19日(月) 1年前のこの日

 いつのまにかWebの更新機能が復活してました。
 今年度のSUはなかなか優秀ですね!…私は昨年度で抜けています。

 今日はカレンダーを見たら休日でした。
 それじゃあ、ちょっと休日らしい生活でもしようかと思い、杉の木を使った本棚作りの仕上げをはじめました。昨年度、机の脇の荷物台として使っていた木組みに付け足しを施して、自分ち用の本棚にする計画です。
 完成予定は次の日曜日くらい。本棚と呼ぶのもおこがましいものができあがる予定。

 さ、講義録も完成させなくては。(引越しの荷物整理が残っているのには目をつぶりつつ)

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2004年7月20日(火) 1年前のこの日

「講義録大変ですね」
と複数の人から声を掛けてもらいました。…想像より多くの人がこのページを目にしてたんだなぁ・・・

 同情じゃなくて手伝いが欲しいと思ったことは置いといて。・・・・・一通りの手入れが終わりました!!
 しっかり手入れをしてある部分、手抜きの部分も目に付きます。章ごとに口調が異なってるのはテープ起こしの担当者の違いがなせるワザ。全部統一しようと思ってたけど、止めました。用語と体裁の統一はやったつもり。これで勘弁してください。(最後に講師の方に目を通してもらうので、まだ完成ではありません)

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2004年7月21日(水) 1年前のこの日

 昨夜の講義録データを印刷して、問題ないか最終確認・・・と思ったら、まだまだあります修正箇所。その修正&印刷&さらに修正を繰り返し、夕方、ついに今度こそおしまい!もうあとは読み返さない 問題はないはず。あとは講師の方に読んでもらって、最終チェックをお願いします。
 完成したら、このホームページ内でも公開する予定です。もうしばらくお待ちください。

 Oさんと一緒に祝杯を挙げました。

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講義録、講義録と書いてますが、なんの話がわからない人も読んでるので、
いまさらの補足説明:

 日本全国の素粒子、原子核分野の若手研究者(大学院生、ポスドクなど)が所属しているグループが存在します(原子核三者若手、通称 yonupa )。そしてそのグループでは、夏に「原子核三者若手夏の学校」という企画を催しています。
 これは若手研究者の情報交換や勉強会を目的とした集まりです…が、まあ実際のところは、大学院修士課程1年生が多く参加して、主に修士1年向けの講義が行われます。素粒子パートでは「場の理論」「弦理論」「現象論」の3つの分野の講義を毎年行っています。
 そして、そこで行われた講義は後の若手にも有用だということで、講師の口頭説明などを書き起こして、紙面に残す活動をしています。それが講義録作成と呼んでいた作業です。
 この講義録作成の仕事は、いろんな大学の研究室の持ち回りで行われています。
 そして運悪く 昨年度は、東工大が「場の理論」の講義の講義録作成を担当することになっていました。

 研究室内で話し合った結果、私はテープ起こしが終わったあとのデータの取りまとめと確認作業をすることになりました。研究室内で講義内容に一番詳しいのが私だったので、記述に間違いがないかとかのチェックです。
 テープ起こしのデータ、一番乗りは10月3日。出そろったのは昨年の12月15日。
 ・・・想像してたより長くかかってしまいました。
 はじめは3月までに終わらせるつもりでした。次にあとひと月と言いました。最後には「6月いっぱいには必ず」と宣言しました。・・・半月遅れ。すみません、仕事が遅くて。(正直、手を抜いた部分にはまだ不正確な記述が残っているかも…と心配)

#今回、時間を取られたのは主に体裁を整える作業の方でした。
#体裁を整える係と内容チェック係を分けた方が手際よくできるかも…と思いました。(今後、講義録作成する人へ)

 この講義録作成という作業、負担が大きいので「やめよう」という議論も、以前、若手グループ内で行われたことがあります。だけど「後の若手のためになる」「作成者にとっても勉強になる」「以前の講義録が役だったので、続けて欲しい」という意見が強く、継続していくことが決まりました。
 これは本当に後の人のためになる良い活動だと思います。
 確かに、作成者も勉強になります。講義内容を何度も何度も読み返すので、理解が深まります。
 もちろん私も、本当に勉強になるなぁ!と思いました。だけど――もう二度とやりたくない、とも思いました。


2004年7月22日(木) 1年前のこの日

 講義録を後輩のSさんに読んでもらいました。――修正箇所をいくつか指摘してもらいました。・・・なんてこったい!

 先週土曜日に注文した「空調服」、ついに届きました。
 今回の西濃運輸さんは、配達指定「午前」に対して、12時前後の到着か、少し過ぎそうなんだけど…という電話を入れてくれました。そこで13時までなら待っていられると伝えて、12時20分ごろ配達してもらいました。んー、ペリカン便よりずっと素敵な対応。というか、これが普通だよね。
 空調服についてその後の情報によると、随分と「格好悪い」らしい…と心配してたのですが、まあ、そんなにひどくないんじゃないかな。ファンの部分は背後に付いているため、どんな格好なのか客観的に見られないためかもしれないけど。前から見た限り、ごく普通のワイシャツです。

 早速、着ています。
 もともと私は、この服の冷却能力には期待をかけています。そして期待通りの性能でした。
 そしてファンの音は、うるさいだろうと覚悟してたのですが、驚くほど静かです。
 もちろん無音ではありませんが、100m先の掃除機よりも静かじゃないかな。外出時、近くを通る車の音のおかげで、ファンが回っているのかどうかわからなくなるくらい静かです。研究室内の換気扇の方がうるさいくらいで、ファンの音はほとんど目立ちません。(もっともファンが古くなったら、音がうるさくなるかなぁ…と、まだ疑っています)
 取扱説明書にはまだ改良の余地がありそうですが、まあ取り扱いは容易。取り付け・取り外しも、それほど手間ではありません。
 電池の持ちも、なかなかいい状態です。時々切って、基本的に弱で動かしているおかげか、12時間以上経っても、まだまだ平気で動き続けています。使い掛けの電池だったのに。
 で、繰り返しますが、これ、ちゃんと涼しいです。
 汗をかく能力を失っている人には冷却効果ないでしょうけど、そういう人は稀でしょう。冷房に慣れすぎてると、身体がコツを思い出すまで戸惑うかもしれないけど。
 「汗」で冷却すると書くと、液体の汗を思い浮かべるでしょうが、ファンを回している限り、液状の汗はかきません。外を歩いていて「暑いなぁ」と思う瞬間があるのですが、その次の瞬間には「暑くはないな」に変わります。暑いと思ったときにはもう、身体は体温を下げようと働いてるんですね。汗というか、皮膚から体液を蒸発させて、身体を冷やしているというか…体液よりは汗と書いた方が気分いいな。とにかく、人間が生まれつき持っている体温調整する能力を助ける働きを果たします。
 人それぞれ、心地よいと感じる温度に差はあると思いますが、ちゃんと心地よい温度に体温が保たれてる気がします。私にとっては、大変ちょうどよい体温に保たれてます。

  人間って恒温動物なんだなぁ…と、ようやく理解できました。

 これお勧めします。
 確かにまだ高いし、将来、確実に安くなると思いますが、地球環境のためと思って、みんなで購入しましょうよ! これを流行らせたら、いまよりずっと住みよい社会になるよ、きっと。クーラーより省電力で、大気に無駄に多くの熱を放出しないで、みんながそれぞれ心地良い体温に保たれてたら、素敵だよ。というか、絶対これ流行るって!

 ちなみに「それほど格好悪くない」と書きましたが、やっぱり「珍しい」ものを着ているのは事実。外出するときは、ちょこっと“思い切り”がいるかもしれません。
 初めて和服で外出した頃、初めて下駄で外出した高校生の頃を思い出しました。
 ・・・ある意味、私は「稀な」格好で外出することに耐性ができてるのかもしれません。

 積極的にこれ着て外出して、普及活動に勤しみたいと思います。

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2004年7月23日(金) 1年前のこの日

 Sさんに指摘してもらっている講義録の修正箇所、さっさと直してしまおうと思い立ち、夜中に作業を始めました。再び印刷した講義録を読み返すと、あるはあるは…の修正箇所。指摘されてなかった部分も含めて大量に発覚。っつーか、これ、やろうと思ったら際限なくやることが出てきます。
 ・・・だから読み返したくなかったのに。

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2004年7月24日(土) 1年前のこの日

 メールアドレスの公開方法を変更しました。(管理人への連絡先)
 迷惑メール防止にどの程度、役立つのかわからないけど。

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2004年7月25日(日) 1年前のこの日

 講義録が完成したら、自分にご褒美!ってことで、温泉に行こうと心に決めていました。
 あいにく最後の手直しがまた再開されてしまったんですが、そもそも講師の方の手直しがまだなんですが、――我慢しきれず、大江戸東山温泉へ。いつも行ってる銭湯がお休みってこともあり。
 ここは東京都内にある天然温泉の入浴施設。銭湯に近い感じなんだけど、浴場の他に昼寝処もあって、体を休めるには言うことなし。
 ゆっくり休んできました。
 …休みすぎて、「新選組!」を20分見落としたのが不覚。

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2004年7月26日(月) 1年前のこの日

 朝起きると、外はとんでもない大雨。
 雨の音で目が覚めたというのが正確な表現。たしか午前7時ごろ。
 開けっ放しにしていた窓を見ると、タライをひっくり返したような水流。…雨という表現も不適切だと思えるほど。
 ついに東京にも集中豪雨? ひょっとして多摩川が決壊して、実はもう外は水浸しになってたりして・・・と不安になるほどの雨脚でした。まあ関東平野が水浸しってのは、さすがに考えにくいことだけど。
 寝ぼけた頭で、もしそうなってたらどうやって脱出しようか…としばし考えましたが、「そうなってたら、すでに我が下宿は倒壊して流されてるに違いない」と思い直しました。
 雨が吹き込まないよう窓を閉め、いつ下宿が崩壊して、水が流れ込んできても慌てないように覚悟を決めました。…地震の時より長時間、恐怖感を味わいました。

 なんにせよ、この雨で大学まで移動するのは無茶だなぁ…と思ってたら、案外早く止んでしまいました。…夕立みたいなもんだったのかな。

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2004年7月27日(火) 1年前のこの日

 朝起きると、両足に計3箇所の血痕が!!
 ・・・どうやら寝てる間、無意識のうちに虐殺&死体遺棄を行ってしまった模様。
 被害者は、恐らく蚊が2匹。

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2004年7月28日(水) 1年前のこの日

 引っ越しした研究室の新しい部屋は、臭い
 ――というのは私だけでなくWさんも同感で、その声はようやく事務まで届き、本日「石英脱臭殺菌灯」という装置を届けてもらった。これはなかなか強力な脱臭装置らしく、以前、事務室が悪臭に困ったときに、それを解決したものだとのこと。
 どういう仕組みなのか尋ねたら、その届けてくれた事務の方は、あいにく昔のことなのでよく覚えていないという。「オゾンだかイオンだかで脱臭するらしい」というあやふやな答え。イオンで脱臭なんて聞いたことないから、多分オゾンなんでしょう。
 そして、「人体にも害をなすから、人がいない時間だけスイッチを入れるように」との注意。
 ・・・そんなに強力なんかい…っつーか、この装置、一体ぜんたい何を放出してるっていうの?!

 不安になったので、ネットで調べてみました。
 装置に書いてある名前「石英脱臭殺菌灯」で検索してみると、該当の装置は出てこないで、どうも怪しげな装置が多く引っかかる…。私の基準では“マイナスイオン”なるものを謳っているページはすべて「怪しいページ」になります。んな得体の知れない、実態も根拠もないものの効果を誇ってるようなページは信用しません。で、それと同列になって「石英付き」「紫外線を発射」「紫外線で脱臭・殺菌」なんて言われると、眉につば付けながらページを読むことになります。
 が、どうやら石英ガラスの水銀ランプでオゾンを発生させるのは、よくあるタイプらしいので、そのタイプなのかなぁ…と推測しました。
 水銀ランプから放出される紫外線は185nmと254nmの波長。このうち波長185nmの紫外線に酸素(分子)が触れると、そのエネルギーを受けて酸素原子になり、オゾンになるそうです。逆に波長254nmの紫外線はオゾンの分解に使われるので、この仕組みではオゾンの濃度はそれほど高くできないらしいです。
 オゾンがなぜ脱臭に効くのか検索してみたところ、オゾンはそれ自体安定というわけでなく、早くに酸素分子と酸素原子に分解してしまい、余った酸素原子が脱臭に役立つそうです。
 酸素原子が3つ組みになったものをオゾンと呼んでいます。それが酸素原子2個の酸素分子と、酸素原子1個に分かれるわけです。そのときこの余った酸素原子1つは、なにか手当たり次第パートナーにしようとして、臭いの元となる分子を、臭いのない別の分子に変化(酸化)させてしまう…という筋書きらしいです。
 オゾン(分子)が酸素(分子)に戻る過程で発生する酸素(原子)を使って、強制的に“燃やしてしまう”らしいです。

 …とまあ、どうやらそれほど怪しい装置ではなさそう。ひとまず安心しました。
 人がいるときに付けてても、そこまでオゾン濃度が上がるとは思えないんだけど…まあ止めろと言われてるので、やめときますか。本当にオゾンを出しているのか、定かじゃないし。

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2004年7月29日(木) 1年前のこの日

 昨日、今日、明日と集中講義が企画されています。
 んー、授業に出るなんて、すごく久しぶり。なんか新鮮な気持ちです。

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2004年7月30日(金) 1年前のこの日

 大学のネットワークが極めて不安定。
 繋がったり繋がらなかったりする…というか、“たまに繋がることもある”というのが正確な表現??
 引っ越しして以後、こんな状態が続いているようです。私の部屋以外でも院生部屋では同様の症状が起きたりしているみたい。
 terminalでnslookupすると、「DNSサーバーが応答しない」というコメント。・・・どっか、配線に欠陥があるんちゃう? 欠陥工事してない?? それとも最近流行してるウイルスかワームの影響???

 ネットワークに繋がらないと、メールも送信できなくて不便きわまりない。

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2004年7月31日(土) 1年前のこの日   <最新>

 講義録の修正作業、後輩のSさんからもいろいろ指摘してもらいました。テープ起こしでも一番きれいに手を入れた状態で、さらに一番最初に提出してくれたのも彼。研究室内で、最も熱心に講義録作成に取り組んだ人といえるかもしれません。
 その熱意に打たれて、私も再度、自分の目で一通り修正作業を行うことを心に決めました。人にやってもらうだけでは申し訳ないです。自分の仕事には責任を持って、やれることを精一杯やらなければなりません。
 ・・・・・。
 始めて30分で、早くも止めときゃよかったかと…

 ネットワーク不調のために印刷ができなくなって、作業が進まなくなりました。
 …パソコン上での修正作業には、限界を感じます。印刷物を目にしないと、なかなか間違いに気が付かないので。

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